【災害支援の現場から ― 足利、そして熊本へ】
水曜日の午後に長崎を出発し、大阪の方を京都大学医学部附属病院へお連れした後、豪雨災害の被害を受けた栃木県足利市へ向かいました。
足利市では、社会福祉協議会からご依頼いただいた支援物資の運搬と、被災されたお宅の復旧作業を行いました。
事前には床下作業はないと伺っていましたが、昨年の災害支援でも、奥の方に泥水が残っているお宅がありました。そのため、今回も念のため必要な機材を積んで現地へ。
40軒以上が50センチから1メートルの床上浸水となった地域を確認すると、現在も泥水が溜まっている場所が残っていました。持参した機材が役に立ち、床下に潜って排水作業を行うことができました。
家主の奥様から被災当時の画像を見せていただき、改めて被害の大きさを実感しました。
被災後は夜も眠れず、「元気が切れてしまっていた」と話される奥様。
一緒に暮らしていたワンちゃんとも離れ離れになってしまうことになり、「今から涙が出る」と、寂しさや不安を語ってくださいました。
それでも、作業を終える頃には、
「長崎から来て、こんなに頑張ってくれている人を見たら元気が出た。いい人と出逢えてよかった」
と、涙ぐみながら声を掛けてくださいました。
私たちの活動が、復旧作業だけでなく、奥様が少し元気を取り戻すきっかけにもなれたことをうれしく思います。
機材に不具合が生じた際には、いつもお世話になっている「災害復旧支援 チームふじさん」の皆様をはじめ、ボランティア仲間の皆様が力を貸してくださいました。
現場で共に活動してくださった皆様、本当にありがとうございました。
足利市での作業を終えた後は、継続して支援している栃木市の難病の方を訪問し、現在の生活状況や困り事について直接お話を伺いました。
栃木市役所福祉課の方にもお時間をいただき、必要な福祉サービスや今後の支援につなげるためのお話をしています。
災害支援と難病支援では、抱えている問題も必要な支援も異なります。
それでも、困っている方の声を聞き、必要な人や制度へつなぐことは、どちらの活動にも共通しています。
今回も、それぞれの場所で私たちにできる支援を行うことができました。
ご協力くださった皆様に、心より感謝申し上げます。
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そして2026年7月28日、熊本県で最大震度7を観測する「令和8年熊本地震」が発生しました。
被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
熊本は、NPO法人有明支縁会にとって活動の原点です。
私たちは、2016年の熊本地震での被災者支援をきっかけに活動を始めました。
団体名の「有明」も、熊本と長崎をつなぐ有明海から名付けたものです。
その熊本で再び大きな地震が発生したことに、胸が痛みます。
現在は、内閣府「被災者援護協力団体」として、現地の被害状況や支援ニーズ、行政・社会福祉協議会・関係機関から発信される情報を確認しています。
これまで各地の災害現場で培ってきた経験や、支援活動を通じて築いてきたつながりを生かし、私たちに何ができるのかを見極めているところです。
現地で本当に必要とされている支援へとつなげられるよう、関係機関や支援団体の皆様と連携しながら準備を進めてまいります。
今後の活動については、方向性が決まり次第お知らせいたします。
皆様の温かいご支援とご協力を、今後ともよろしくお願い申し上げます。