8月22日・23日、八代市社会福祉協議会・八代市災害ボランティアセンターと連携し、2日間で延べ12名により、機材を用いたブロック塀の解体・撤去作業と現地調査を行いました。
また、22日には内閣府の澤さん方と、現地の被害状況や実際に求められている支援についてお話しする機会をいただきました。
当会が内閣府被災者援護協力団体の腕章を着けて活動している姿を見て、「めちゃくちゃうれしい」と喜んでくださり、活動への感謝のお言葉もいただきました。
■8月22日
農家を営まれている高齢のご夫婦のお宅では、家の周囲を取り囲んでいたブロック塀が、道路や隣家側へ倒れ込んでいました。
隣家も倒壊し、木造部分が大きくゆがんでいる状態だったため、周囲の建物を傷つけないよう、ブロックを一つずつ慎重に解体しました。
解体したブロックは、一輪車やリフトを使って運搬。最終的にはパレット約15枚分ほどの大量のブロックを整理し、一般ボランティアの皆さまにも安全に運んでいただける状態まで作業を進めました。
ご夫婦には跡を継ぐ方がおらず、家の中も半分ほど解体しなければならないような厳しい状況です。
ブロック塀を取り除いて終わるのではなく、その後の暮らしや生活再建まで見据えた支援の必要性を、改めて感じました。
■8月23日
断層が通る八代市龍峯地区へ。
周辺には倒壊した家屋が多く、伺ったお宅も家の中に大きくゆがんでいるところがあるとのことでした。それでも、修理しながら何とか住み続けたいと話されていました。
「周りを見ると、うちはブロックだけで済んでよかった。夕方だったから、逃げることができて本当によかった」
その言葉を受け止めながら、倒れたブロック塀の解体・撤去作業を行いました。
続いて向かったのは、煙突の倒壊により犠牲者が出た日本製紙八代工場近くのお宅です。
家の周囲にあるブロック塀の一部が、ガス管のある隣家側へ倒れかかっていました。
一気に倒れてしまわないようメンバーで塀を支えながら、ガス管にも十分注意し、機材を使って一段ずつ慎重に解体しました。
お話を伺うと、ご主人は日本製紙の社員で、地震が発生した日は偶然お休みだったそうです。
作業中には、隣家の方からも「うちのブロックもお願いしたい」とご相談がありました。ほかに現地調査を行ったお宅とともに、八代市社会福祉協議会のニーズとして今後の対応へつないでいます。
被災された方々からは、
「揺れたとき、外へ逃げたから助かった」
「自分は無事だったけれど、家は倒壊した」
というお話も伺いました。
昨年の八代市での豪雨災害では、床下に潜って泥をかき出す「モグラ隊」として活動しました。
今年は「ブロック隊」として、危険なブロック塀の解体・撤去を通じ、少しでも被災された皆さまのお力になれればと、八代市社会福祉協議会の局長さんにもお伝えしました。
今後も行政、社会福祉協議会、災害ボランティアセンター、地域の皆さまと連携し、安全を最優先に、現地で必要とされる支援へ一つずつつないでまいります。