9月5日、八代市内でブロック塀の解体作業を、NPO法人有明支縁会メンバー6名で行いました。
6日は「第3回八代市災害支援情報共有会議」に参加させていただきました。
「避難所にいたけど、集約されて居場所が狭くなって…。だから、まだ罹災証明の判定も出ていない危険家屋だけど戻ってきた」
そう不安そうに話されるお母さんと娘さん。
「ひとりじゃどがんもできんやった」と、柵の内側で倒壊してしまったブロックに悩んでおられたお父さん。
作業時には柵を一旦外し、解体作業を行いました。
隣の施設側へ倒れてしまったブロックを前に、途方に暮れておられた80歳を過ぎたお父さん。
それぞれのお話をお聞きしながら、少しでも安心して過ごしていただけるよう、危険なブロックの解体を行わせていただきました。
作業中、娘さんから何度も、
「暑い中、本当に申し訳ありません」
と言われました。
「私たちは長崎に帰れば普通の生活ができます。これくらいしかできませんが、お手伝いさせてもらえてよかったです」
そうお話しすると、涙ぐみながら何度もお礼を言ってくださいました。
また今回も、
「料金はいらないんですか?」
と尋ねられましたが、被災された方から料金をいただくなんて、とんでもないです。
当会からご寄付をお願いすることもしておりません。
何より大切なのは、
被災された方、お困りの方の支えになることです。
そのために、何が一番必要なのか。
どうすれば少しでも安心につながるのか。
私たちは、その時々で必要な方法を考えながら取り組んできました。
支援には、それぞれの団体の役割や方法があります。
だからこそ、支援する側の事情ではなく、被災された方にとって何が一番よいかを基準に、共有し、連携していけたらと思っています。
「ボランティアだからここまで」ではなく、
助けになれるところまで。
これからも、その思いを忘れずに活動していきたいと思っています。
今回の熊本地震では、2018年の西日本豪雨の時に高校1年生だった子が、継続して参加してくれています。
この日は、お父さんと一緒に参加してくれました。
さらに、そのお父さんの高校時代の同級生も初めて参加してくれました。
メンバーはみんな、普段はそれぞれ仕事をしています。
土木・建築関係や設計のプロ、養護教員、介護福祉士、会社員、精肉店経営など、本当にさまざまです。
それぞれが仕事の休みを利用して、支縁に駆けつけてくれています。
NPO法人有明支縁会を立ち上げた思いを理解してくれて、これまでも
「草野さんが悪く言われるなら、僕らも一緒です」
と言ってくれるメンバーに支えられながら、10年間活動を続けてくることができました。
だからこそ、みんなの思いを大切にしたいし、
メンバーを守ること、そして活動の責任を持つことは、代表である私の役目です。
これからも、目の前で困っている方の支えになることを一番に、できることを続けていきたいと思います。