支援を通して出会えた方々、足を運ぶことができた場所。
今年もNPO法人有明支縁会は、多くのご縁に支えられながら、必要とされる現場へ向き合ってきました。
被災地での支援、地域の方々とのつながり、そして子どもたちの笑顔に励まされながら続けてきた活動です。
年末を迎えるにあたり、11月から12月の取り組みをまとめてご報告いたします。
【熊本県八代市支援】
NPO法人有明支縁会では、8月の大雨により大きな被害を受けた熊本県八代市において、11月から12月にかけて継続的な支援活動を行ってまいりました。
11月16日・30日には、被災住宅の床下に入り、泥出し・清掃・消毒作業を実施しました。
厚くこびり付いた泥は、潜らなければ撤去できない箇所も多く、土嚢袋で200袋近くに及ぶ作業となりましたが、カビもなくなり、住環境は大きく改善されました。
ご高齢の農家さんのお宅では、「お正月を少しでも安心して迎えたい」という思いを胸に、年内完了を目標として支援を続けました。
12月7日・8日には、昨年の輪島駅に続く復興祈願イルミネーションを、八代市龍峯地区のコミュニティセンター前に設置しました。
八代市役所様、八代市社会福祉協議会様の後援のもと、地域の皆さまのご理解とご協力をいただきながら実施し、
「綺麗ね。心まで明るくなった」
というお声をいただきました。
12月21日には、「家の中が川になった」と語られていた被災者の方の最終支援日となりました。
床下での仕上げと消毒を行い、ようやく畳を入れ、仏壇も整えることができました。
「子どもたちが正月に帰ってくるのが楽しみ」と笑顔を見せてくださり、年末に間に合ったことに胸をなで下ろしました。
また、生活に困窮されている被災者の方々へ、衣類・暖房器具・毛布を、社会福祉協議会の「支え合いセンター」を通じてお届けしました。
【大分県大分市佐賀関支援】
11月23日には、地元関係者や他団体の皆さまと連携し、火災被害に遭われた大分県佐賀関の避難所へ物資支援を行いました。
水・食料・生活用品・防寒具に加え、能登半島地震の被災者の方から購入したお米、マスク、下着、タオル、炊き出し用容器、ヒーター、カステラなどをお届けしました。
「本当にもらえるの?」と驚きながら喜ばれる被災者の方々の姿が、私たちの大きな励みとなりました。
12月27日・28日には、能登半島地震で被災された食器店の方より2回に分けて能登半島へ走り、お預かりした食器を佐賀関の市役所主催配布会にてお渡ししました。
火災で家を失い、避難所生活を経て新たな住まいに移られる方々が、必要な食器を一つひとつ手に取られ、それぞれの「これからの暮らし」への思いを語ってくださいました。
能登半島から託された「支援に役立ててほしい」という気持ちを、確かに佐賀関へつなぐことができたと感じています。
【子どもたちへの支援】
12月24日には、八代市龍峯地区の学童の子どもたち、そして毎年訪問している長崎県の児童養護施設へ、今年もサンタとして訪問しました。
被災の記憶を抱える学童の子どもたちには、お菓子とお弁当箱のセットをプレゼントし、笑顔と歓声があふれる時間となりました。
12月30日には、クリスマスに直接渡せなかった児童養護施設の高校生男子から、
「激アツだ。自分たちの気持ちを分かってくれて、あたたかい」
というメッセージが届きました。
中高生の子どもたちには、文具やタオルとともに、「一足早いお年玉」としてのプレゼントを届けています。
帰る家がなくても、サンタさんがいて、心の中に思い出が残るように――そんな願いを込めた支援です。
【年末のご挨拶】
支援活動をしなければ出会うことのなかった方々。
支援の必要がなければ、足を運ぶことのなかった場所。
2025年も、NPO法人有明支縁会は多くのご縁に支えられ、現場に寄り添った活動を続けることができました。
支援を必要とされる方々、共に動いてくださったメンバー、連携団体、行政の皆さま、そして応援してくださるすべての方々に、心より感謝申し上げます。
来年も「必要なところへ、必要な支援を」を大切に、継続して活動してまいります。
皆さまが少しでも温かいお正月を迎えられますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。
NPO法人有明支縁会理事長 草野紀視子
※下記は、活動について報道していただいた内容となります。
○熊本県八代市龍峯地区へイルミネーション設置
○熊本県八代市龍峯地区の子ども達へ、クリスマスプレゼント

























