世の中ゴールデンウィーク。
でも、普通に生活できない方々には、そんなもの関係ありません…
「もう死にます…お世話になった友達に連絡して終わりにします。」
NPO法人有明支縁会の理事になっていただいた澤田石 順先生のところに連絡が入ったという事で、昨晩のうちに飛んでおいて、東京の筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の患者さんのところに駆けつけました。
寝たきりなのに、東京都は障害者手帳5級という判定を出す事が増えており、きちんとした福祉や医療を受けられていません。
今何が1番したいですか?とお聞きしたところ「道草に咲いている花でいいから見たい…お散歩したい」と…
普通の人が当たり前にしている事ができず、光がダメなため暗い部屋でずっと寝ていなければならない…
そんな方々をきちんと支援しない行政…
たくさんの患者さん達と接させていただいている私は、他の患者さん達から「気持ちわかります!
手を握って生きる力を与えてあげてください」と言われ…
「ひとりじゃないですよ!みんないますからね!」の言葉かけをさせていただき…
「ありがとうございます!ありがとうございます!」と嗚咽されるその方の手をさらに握り、行政への闘いを決意した私でした。
先日の日曜日も、親子でコロナ後遺症の方のところに行ってきました。
お母さんは看護師の仕事を辞めないといけなくなり、ご主人が仕事を増やして頑張っておられるとの事…子供さんへの不安や将来のことなど、元々お持ちの不安障害の支援も含め、いろいろとお話させていただいたところ、
「辛くなったら草野さんがいるからと自分に言い聞かせます。
市役所に相談しても 義母に言っても主人に伝えても誰に相談してもなかなか安心できなかったのに今とても安心しているんです。
不思議です。」
と言っていただけました。
少しずつ回復している息子さんは、災害支援の話をすると食いついて聞いてくれて…
普通に生きる事ができる幸せと、支えてくれる家族の有り難さを感じてくれたようです。
家族的な支援ができる社会を目指します!